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2023年の振り返り

1月 ロカ、セレステ源仲章

にじフェスドキュメンタリー、なんか目潤んじゃうんだけどこれ

— 三好 (@pnt_8) 2023年1月4日

>色んな人の好きが集まってて 素敵だなって思いました

— 三好 (@pnt_8) 2023年1月4日

令和うる星、1話途中まで見たけど雑過ぎるだろ

— 三好 (@pnt_8) 2023年1月6日

人は何かに長けてないと孤独

— 三好 (@pnt_8) 2023年1月8日

それらに背を向けても大丈夫だって思ってた

— 三好 (@pnt_8) 2023年1月8日

#もちぷにゃGET pic.twitter.com/eShFjpeGGu

— 三好 (@pnt_8) 2023年1月10日

ツイッタのモーメント完全に消えちゃった

— 三好 (@pnt_8) 2023年1月11日

吉川(きっかわ)ロカ。
南高3年生。ポルトガル歌謡のファド歌手をめざす。でかい声量 陰気なアルト。

— 三好 (@pnt_8) 2023年1月13日

露(つゆ、ロ、ロウ):水滴、屋根など覆いが無いところ、物事がむき出しになっており隠れていない状態。つゆのような儚さや僅かさなど物事の程度を形容する場合もある。

— 三好 (@pnt_8) 2023年1月14日

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ゴーストワールドについての覚え書

今年になってからfollowingの整理を行いまして、creatorとかdesignerのほとんどのフォローを外してリストに入れたんですが、そんななかで久々にフォローしたのが鉢本(hatimoto)さんという方で、先月末にその方のイラストがわたしの目に留まったわけです。

ゴーストワールド』(01年 米)

高校を卒業したものの、いまだ進路も決めることなく不安定な心根のまま遊びほうけているイーニド(ソーラ・バーチ)とレベッカスカーレット・ヨハンソン)。ある日ふたりは、新聞の出会い広告欄に載っていた中年男シーモアスティーヴ・ブシェミ)をからかおうと呼び出して尾行するが、イーニドは次第に彼のことが気になり始め…。

あらすじだけ読んでみても、モラトリアムな十代の女の子が自分探しとか何かするおはなしだろうとなんとなくイメージできるんですが、あまり作品を手に取らない僕のフックに引っかかったhatimoto先生のゴーストワールド評(ツイート)とそのファンアート、そしてそれに引っ掛かった自分の直感を見過ごすことは出来なかった。で、DVDを借りに隣町まで行きました(こういうときにすぐ行動するような行動力はある)。カウンターで店員に「一本無料クーポンあるので旧作じゃなくて新作に使ったほうがいいですよ」とか言われたが、こっちは配信ない旧作見るためだけにわざわざレンタル会員登録しに来たんじゃい!と、心の中でシャウトしたのが先週でした。

tweetで言いたいことは大方言ったのですが、改めて感想を書いてみましょう。

イーニドとレベッカ

イーニドとレベッカの高校の卒業式シーンからはじまる本作ですが、イーニドとレベッカの持つあいつら全員同窓会てきなポーズが先ずはじめに示されるわけです。同年代の人たちがストーリーであげてる食べものとか観たもの、聴いたものとか、ほんとにそういったものにつまらなさを感じている私たちって感じ。たとえば、美術の授業で女の子がタンポンとティーカップを組み合わせて女性の権利を主張してます!みたいな作品を作ったり、それをベタ褒めする教師だったり、そういったウケのいいインテリジェントな営みをしている彼らにキョリを取ってる感じ、とてもグサッとくるのです。しかしながら、そういった「あいつら(以下略)」的な価値観で結ばれていたレベッカとイーニドは、つまらないあいつらにおさらばした今、互いの価値観の違いが露わになっていきます。レベッカはどんなにまわりが自分のセンスや感覚に合わないつまらない人間たちだとしても、そういったなかで働いて金を稼ぐのが私の生き方なんだと受け入れているのに対して、イーニドの感受性やセンスはそれを受け入れられない。映画館のバイトは即日クビになるし、適当に始めたヤードセールもなんだか無理だな…ってなる。そして、そんなイーニドにとってのたのしみは最近出会ったシーモアだった。

シーモア
イーニドとシーモア

イーニドがたまたま出会ったシーモアという男性はレコード蒐集が趣味のオタクで、彼女は世間からちょっとはぐれた彼の魅力にハマっていき、お互い時間を共有していくのですが、このさまはつまらないまわりからドロップアウトした僕・私がネットでfollowingを見つけてそこに居場所を見つけるようなTwitter的なものに少なからずオーヴァーラップしているように思います。彼女は、おなじく世間からはぐれてレコードというオタク趣味を大事にしている温厚なシーモアの、かといって横断歩道をのそのそ渡ってる歩行者に対して感情をさらけ出すような彼の突飛な性格を見つけて、そこに彼女はシーモアの人間としての魅力を見つけはじめます。彼のユーモラスな人間性をわかっているのは自分だけなんだと、そんな彼女の気持ちがわかります。

中年をとっくに迎えてるシーモアはレコードというオタクとしての核を持ち続けていました。対して、高校を卒業したばかりのイーニドは彼女の服装や髪型がつねに変わる(イーニドのオタクファッションが画面を持たせてるぐらいキマってました)ように、変幻的な彼女の感受性やセンスが一体どこにうけるのかわからないし、つまんないまわりの奴らにわかってもらおうとも思っていない。しかしながら、親友だったレベッカも、私が拒絶するような社会に出ていきそこに適合していくなかで、私だけが自分の世界に籠ったままでいる。そんな自分の世界をどこに開示できるのか。自分の居場所はいったいどこにあるのか、そんななか自分を開示して受け入れてくれる場所として見つけた(出会った)のがシーモアという自分の世界を大切にしているオタクだった。

二十代前後の女の子がおもしろそうなオタクのおっさんを見つけるというおはなしでもあるわけですが、01年製作の本作においてはイーニドとシーモアははなから人間関係を築いていくわけです。つまり、フラットなアイコンを持った者同士ではなくて、生身の人間同士で関係性を築いていく。だから、二人はセックスに至ってしまうしそういったヘテロセクシャルは不可避なものだった。イーニドのファッションがつねに変幻なものであるように、二十代前後の女の子なんてなにも掴めないわけです。彼女が求めていたのが人間同士の相思的な居場所だったのか、それともそういっためんどくさい人間関係が邪魔になってバスに乗って街を出たのか。けっきょくシーモアを捨てて街を出ていくエンドなのですが、私は、彼らが持ってしまった生々しい人間関係というのは生きていくうえで無視できないもので、そういった面倒さのない無臭でフラットな関係性のみに浸っていると人生がゆっくり溶けておわっていくように感じるのです。それでも私はイーニドとシーモアがなんちゃって同居生活してエンドするのをかすかに望んでいたし、イーニドがダイナーでフライドチキンを黙々と食ってるシーモアを驚かすシーンがとても好きだった。でも、そういった馴れ合いと男女関係は同一他者において両立しがたいものとして描かれているのではないか。

イーニドのような女の子が彼女の感受性やセンスをしっかりとパッケージしてアウトプットしてプロモーションしていって成功するのは、誰しもがきっとできることじゃないし、わたしたち(イーニド)はオタク(シーモア)とのフラットな共同幻想に居場所を見つけるか、あるいは他者とのヘテロな対幻想に身を置く他ない。そして、彼女はバスに乗り込んで街を出た。何故ならシーモアとのフラットな関係性が終わって(男女関係になって)しまったから。イーニドは彼女の目指すべきものを見つけて欲しいし、シーモアも良き伴侶を見つけて欲しい。イーニドにしろシーモアにしろ、各々かんたんに片付かない問題なわけで、そこから次第に弾力を失っていくのが現実の私たちであり、劇中の彼らなのかもしれないと、そう感じました。

……

あと、ゴーストワールドは劇伴が多少過多に感じたのですが、
ああいう映画において劇伴を意図的に排除した画面を流すのは山下敦弘の女子高生バンド以降なのかもしれません。教えてください、有識者の方。

建築物体や絵画の表面に意味を見出すとき、われわれは普通、外部世界の意味を投影し、現実を芸術的な形態に昇華し、そして建築や絵画の内部で統一的で統合的な世界のイメージを構成している。*1

*1:K.マイケル ヘイズ『ポストヒューマニズムの建築——ハンネス・マイヤーとルートヴィヒ・ヒルベルザイマー』松畑強訳,鹿島出版会,1997年.143ページ

2023年やりたいこと

  1. 公務員試験勉強

  2. PC組立

  3. unity触る

  4. アバターと衣装を買い替える

  5. モデルのモーションとかも追加したい

  6. ボイスチェンジしたい

  7. blender触る)

  8. TOIEC(800点)
  9. 英文の速読、精読

  10. スマホ買い替えたい
  11. 回線契約見直す

  12. カーシェアを「足」として生活に取り入れる

クンニ(9,200)を見つける

麻雀における満貫未満の得点は基本点から算出される。積棒を加えれば7700+1500→9200,8000+1200→9200等々になるが、本稿では得点計算について理解を与えながら親の得点(0本場)が9200となるような符数とハン数の対応を調べる。調査自体は計算式さえ解かれば中学生でもできる内容なので、得点計算について概説的な記述を試みるのと筆者がTeX記法に触れるのが本題でもある。

◆本題
Ⅰ)Mを符数、nをハン数として基本点Aは下記のように定義される。

 A≝M\times 2^{2+n}

基本点(に基づく支払い)は「和了」が発生した際に和了者以外の各人に対して課されるものである。
この性質はのちに「一家包の法則」を理解するために重要になる。

Ⅱ)「么二(ヤオアル)」は次のように定義される。

子が和了者の場合、荘家の支払い(基本点)は子の2倍とする。
親が和了者の場合、散家の各支払いは2倍される。

Ⅲ)「一家包(イーチャパオ)の法則」はつぎような効力がある。

和了がロン和だった(放銃者がいる)場合、和了者以外の3人の支払い責任を放銃者ひとりが負う。

Ⅳ)以上を踏まえると、子のロン和(子が和了者)の場合、放銃者(親或いは子)は自分を含めた3人分の支払いを負い、親がロン和(親が和了者)の場合は放銃者(子)の支払いは基本点の2倍(∵么二)のさらに3人分(∵一家包)になる。

子のロン和: 2\times \left( M\times 2^{2+n}\right)+M\times 2^{2+n}+M\times 2^{2+n}(親+子+子)

親のロン和: 3\times 2\times \left( M\times 2^{2+n}\right)

Ⅴ)これまでを整理すれば得点計算について次のように書ける。

和了」が発生した際に符数とハン数に基づく基本点(親の基本点は子の2倍∵么二)が発生し、ロン和の場合には「一家包」が適用される。
2023年4月15日 追記:「和了が発生した際に『一家包』適用の有無(ツモかロンか)に基づいて符数(およびハン数)、つまりは『基本点』が決定される」って表現のほうが正しい気がする。

また、得点計算では基本点の10単位を切り上げる。たとえば子の70符2飜ツモ和了の場合、子の支払いは基本点1,120→1,200点であり、親の支払いは1,120×2(∵么二)→2,300点となる。ロン和の場合は各家の基本点が合算されたのちに切り上げられるので1,120+1,120+1,120×2=4,480→4,500点となる。

Ⅵ)以上までの理解から、親のロン和の得点が9,200となるためには10を最小単位*1として下記の不等式を満たすようなMnを見つければよいことがわかる。

9110\leq 3\times 2\times A \leq 9200

9110,9120,9130...9200のうち3の倍数且2の倍数のものは
(1)9120=6*1520,(2)9150=6*1525,(3)9180=6*1530

なので以下のような特殊解を見つけることができる。

  1.   M\times 2^{2+n}=1520=5*5*61
    (M,n)=(25,\log_{2}61-2)
    25(50)符、3.93(2.93)飜*2
  2.   M\times 2^{2+n}=1525=2^4*5*19
    (M,n)=(40,\log_{2}38-2)
    40(80)符、3.25(2.25)飜
    (M,n)=(95,2)
    95符、2飜
  3.   M\times 2^{2+n}=1530=2*3*5*51
    (M,n)=(30,\log_{2}51-2)
    30(60)符、3.67(2.67)飜

◆備考1
9110\leq 3\times 2\times A \leq 9200
Aは次の範囲に含まれる10の倍数である
1520\leq A \leq 1530
1520\leq M\times 2^{2+n} \leq 1530
M=40のとき
38\leq 2^{2+n} \leq 38.25
9.5\leq 2^n \leq 9.5625
を満たすようなnのとき得点は40符9,200点になる*3

◆備考2
9,200∀について。七対子の場合、2^n=46で子の支払いがちょうど9,200(基本点が4,600)になる。

*1:Aは2の累乗数とMを含むため必ず10の倍数になる

*2:25\times 2^{2+3.93}=1524.220...であり1524=2^2*3*127

*3:70,110符も同様。さきの調査では素因数7と11を含むものがなかった

将来 国家公務員だなんて言うな 夢がないな…っていう歌詞の意味がわかるようになった。

タイムイズマネー

将来 国家公務員だなんて言うな夢がないなあ

(中略)

I don't care about anything

クールなポーズ決めながら

ずっとずっと祈っていた

宇多田ヒカルKeep Tryin’

人生でかっこつけたいんですよ、わたしゃ。それは世間一般でかっこつくことでもいいし、「その他」の場所でかっこつくことでもいい。いずれにせよ、そこで「かっこつく」ためには、その何かに対して自分の時間とか諸々を注がないといけない。注げる時間ってのは有限であって、あれもこれも手を出すのはきびしい。だから(?)ひとは突如としてなにかに対して運命的なものを感じたり、契約のような誓いを立てたりする。人生の一時期において、なりふりかまわずひたすらにそのためだけに注力専心しなくちゃいけないときってのがあって、そういう勝負を避けているといつか振り返ったとき後悔する。そして、その「何か」の選択ってのは、他人の評価に依らず自分が納得する選択をしたほうがいい。でもその動機ってのは、結局のところ「かっこつけたい」とか「フォロワーを増やしたい」とか不純なものなのです。

2222

◆問題文(要約)

ヨコ10列、タテ50行に並んでるマスにある規則性をもって1~9までの数字が配列されている。この配列された(入力された)1~9までの数字を、一斉にそれぞれ別の数字に変換し、これをマス目すべての数字に適応させるプログラムを考える。このとき、①変換後の数字も1~9までとし、②変換前と変換後の数字は一対一で対応している。

しかしながら、①の設定にミスがあり変換後の数字を0~9としてしまった。その結果をみたところ「4」が除外されていたことがわかった。変換前と変換後の数字について以下のことがわかっているとき、確実にいえることとして妥当なのはどれか。

  1. 11行の1~10列の10個の数字の合計は、変換前も変換後も47である
  2. 14行の1~10列の10個の数字の合計は、変換前も変換後も50である
  3. 変換前の19行の1~10列の10個の数字の合計は46で、変換後の17行のその合計と同じで、変換後の18行のその合計より3大きく、変換後の19行のその合計より3小さい。
  4. 変換前の5列の10~12行の3個の数字の合計は20で、変換後の5列のその合計より9大きく、変換後の6列のその合計より9大きく、変換後のその合計より6大きい。

◆感想

条件を1から4までひとつづつ進めていけば数字の対応がわかる問題。数字の対応表が埋まれば、数字の対応関係について「確実に言える」ことが選択肢としてあるので正答が選べる。

先ず規則性にしたがって19行までの主要な箇所(周辺)の配列を記入していくと、19行目で一周しているのがわかる。条件(1)について、11行目においてひとりだけ「2回加算される(現れる)数字」は2であり、その合計は47であるとわかっている。また、11行目の変換後について「2回現れる数字」をnとおけば、nは「4を除く0~9までの数字」であり、変換後の11行目の合計は0+1+2+3+5+…+9+n(=47)と書けることに気が付きたい。n=6は、変換前11行において2回現れる数字「2」に対応するので、2(変換前)→6(変換後)となる。

以上の手順がこの問題のすべてな気がします。この手順で進めていけば条件4までクリアする。問題文が比較的長く、条件が煩雑な第一印象もあるけどむちゃくちゃいってるわけじゃない問題。解法に気が付けばペンが進む難易度な気がします。初見で8~10分内でできるかはう~む…って感じです。すべての行において「ひとりだけ」2回現れる数字があって、変換後もひとりだけ2回現れる数字があるよね、その前後の合計値について条件が書いてあるから…こう立式できるよね…っていう思考。2回現れるってことは0~9(4を除く)までを足した数(=41)に+nすればいいよね。条件(1)~(4)で4(変換前)以外の変換先が求まるので、余った4は同じく余った7に対応する。

 

104,106,107

104 未知数ABDからのBD消去

◆概要

A~Dの4人がある作業(仕事)をABCDAB…の順に10分交代で、一人ずつ行ったところ、2巡目の最後にDが4分作業したところで作業が終わった。このことから、70+4=74分かかったことがわかる。また、BCDA…の順だと69分。CDAB…の順だと77分。Cのみだと84分かかった。このとき、AとBのみで作業をしたときにかかる時間はいくらか。

Cのみの作業時間が与えられているので、C(:Cの仕事の速さ)=1/84である。なので、図中の①~③は未知数ABD(:ABDの仕事の速さ)に関する方程式になる。係数に注目して未知数をひとつ消去するように足し合わせると、最終的に①がAに関する方程式になる。これを解いてA=1/3・7・8(分解表記しておくとA+Dが計算しやすい)

 

106 三者ABCの単位日数あたりの仕事量割合

◆概要

ある作業をA,B,Cの3名で行う。1日に行う仕事量の割合がA:B:C=3:3:2であり、3名が休まず仕事をすると30日で終了する。今、作業の終了までにAが5日、Bが3日、Cが4日休むとき、作業日数はいくらか。

 

107 AとBの2人でかかる作業日数に関する2つの情報

◆概要

ある作業を、AとBとの2人で共同して行うと、Aだけで行うより4日はやく、Bだけで行うより9日はやく終了した。この作業をAだけで行ったときにかかる日数はいくらか。

Aのみ、Bのみで作業を完遂するのに要する日数をそれぞれx,y(日)とすれば、AとBの速さ(たとえばa,b)はその逆数になる。そして、AとBで共同したときにかかる日数に関する2つの情報から、xとyに関する連立方程式が書ける。この2等式を因数分解の形に整理するまではAとBを用い乍ら式変形したい。A+B≠0に注目すれば、xとyの関係式(一次関数)が得られる。あとはxの二次方程式を解けば終わり。別解のほうがスマートな解き方で、この問題集の解答例だとどれも式変形みたいな解き方をやってない。問題文からこう図示できるよね、こういう関係式があるよねって最短効率な解き方をやってる。問題文の理解と解きやすく(計算しやすく)するための「咀嚼」が私より上。

 

 

075-079

075 直線上をA,Bが各端点から走り出してすれ違う

◆概要

Aが点Pから、Bは点QからそれぞれQ,Pに向かって出発した。P-Q間をL(m)、AとBがすれ違うまでの時間をt=xとすれば①の等式が得られる。また、一回目のすれ違い以降の各者の運動を見れば、Aの速さとBの速さが同じことがわかる。後半がポイント。

 

076 動く歩道上での歩行と、普通の歩行

◆概要

問題文より、動く歩道の速さをv、歩行の速さをVとすればV=1.5vである。Aははじめ動く歩道に乗って立ち止まっていたが、Bとの差が10mになったところで歩き始めた。その後、動く歩道を降りたときにちょうどBと並んだ。条件より、AとBとの差が10mになるまでの時間をt=TとしてV,v,Tの関係式が得られる。これとV,vの関係式より、t=TまでのAとBの移動距離が求まり、次式(AとBの移動時間が等しいことを示すxの一次方程式)が書ける。

 

077 走者A,B,Cの速さとゴールまでの所要時間差

◆概要

A,B,Cの三者が同時にスタートして、順にゴールするストーリー。BがゴールしてからCがゴールするまでの時間を求める問題。三者の速さを未知数とすれば、3条件が与えられているので、各値が求まる。

 

078 三者A,B,Cが順に出発してある時刻に出会う

◆概要

A,B,Cの三者が順に点X出発して、t=T(h)後に3人が合流する(Aが出発したときをt=0とする)ストーリー。求めるのはCの出発時刻。三者の速さが与えられているので、AとBの関係からTに関する方程式が得られ、T値と合流地点P-Xのキョリが求まる。CがT=2/3(時間)よりもT’(時間)短く走ったとすれば、Cの出発時刻は0720のT’(時間)後である。

 

A,Bの二者が各端点から出発

◆概要

Aは点Xから、Bは点YからそれぞれY,Xに向かって移動する。BはAの出発の10分後に出発しており、Aが出発してから両者が出会うまでの時間を求める問題。各者の速さをA,B(m/分)として、出会うまでの時間をt=xとすれば、図中の2式が得られる。未知数が3つあるが、上手いことxの2次方程式になる。或いは、AとBの一次関数(関係式)とも見れるので、AとBの比例関係で表すことでxの2次方程式が現れる。(8:x=x-10:25)

 

2221

◆問題文(要約)

 Pは、午前8時00分に家(N)を出発し、駅Aまで上り坂を上り、Aから電車に乗り、午前8時28分に駅Bで電車に乗り換え、駅Cまで電車に乗り、Cから下り坂を下り、午前9時00分に会社(M)に到着した。Pは、午後6時00分に退社し、出勤時とは逆と経路で家に向かい、午後6時42分にBで電車に乗り換えた。

 家からAまでの道のり、AB間、BC間、Cから会社までの道のりの合計が17kmである。Pの上り坂を上る速さは3km毎時であり、下る速さは5km毎時である。また、電車の平均時速は30kmである。Pが家に帰る時刻として妥当なものはどれか。ただし電車の待ち時間および乗り換え時間は考えない。

  1. 午後7時01分
  2. 午後7時02分
  3. 午後7時03分
  4. 午後7時04分
  5. 午後7時05分

◆感想

Pが家を出て徒歩と電車で会社に行き、帰るまでのストーリー。図中の各点間のキョリを順にa,b,c,dとして未知数を4つ設定すると、①~④までの等式が得られるので各値が求まる。a=27/36,b=234/36まで算出されるが、求めるのは復路における駅B-家間の移動時間なので、(b/30+a/5)が立式される。計算において、199=2・9・11と分解表記しておくと22/60(時間)=22(分)がかんたんに解るのでよい。未知数が4つ出てきますが①~④の条件式を立式すればあとは計算です。求めるものが(b/30+a/5)であることを念頭に置いておくと解きやすいかな。