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104,106,107

104 未知数ABDからのBD消去

◆概要

A~Dの4人がある作業(仕事)をABCDAB…の順に10分交代で、一人ずつ行ったところ、2巡目の最後にDが4分作業したところで作業が終わった。このことから、70+4=74分かかったことがわかる。また、BCDA…の順だと69分。CDAB…の順だと77分。Cのみだと84分かかった。このとき、AとBのみで作業をしたときにかかる時間はいくらか。

Cのみの作業時間が与えられているので、C(:Cの仕事の速さ)=1/84である。なので、図中の①~③は未知数ABD(:ABDの仕事の速さ)に関する方程式になる。係数に注目して未知数をひとつ消去するように足し合わせると、最終的に①がAに関する方程式になる。これを解いてA=1/3・7・8(分解表記しておくとA+Dが計算しやすい)

 

106 三者ABCの単位日数あたりの仕事量割合

◆概要

ある作業をA,B,Cの3名で行う。1日に行う仕事量の割合がA:B:C=3:3:2であり、3名が休まず仕事をすると30日で終了する。今、作業の終了までにAが5日、Bが3日、Cが4日休むとき、作業日数はいくらか。

 

107 AとBの2人でかかる作業日数に関する2つの情報

◆概要

ある作業を、AとBとの2人で共同して行うと、Aだけで行うより4日はやく、Bだけで行うより9日はやく終了した。この作業をAだけで行ったときにかかる日数はいくらか。

Aのみ、Bのみで作業を完遂するのに要する日数をそれぞれx,y(日)とすれば、AとBの速さ(たとえばa,b)はその逆数になる。そして、AとBで共同したときにかかる日数に関する2つの情報から、xとyに関する連立方程式が書ける。この2等式を因数分解の形に整理するまではAとBを用い乍ら式変形したい。A+B≠0に注目すれば、xとyの関係式(一次関数)が得られる。あとはxの二次方程式を解けば終わり。別解のほうがスマートな解き方で、この問題集の解答例だとどれも式変形みたいな解き方をやってない。問題文からこう図示できるよね、こういう関係式があるよねって最短効率な解き方をやってる。問題文の理解と解きやすく(計算しやすく)するための「咀嚼」が私より上。