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◆問題文(要約)

ヨコ10列、タテ50行に並んでるマスにある規則性をもって1~9までの数字が配列されている。この配列された(入力された)1~9までの数字を、一斉にそれぞれ別の数字に変換し、これをマス目すべての数字に適応させるプログラムを考える。このとき、①変換後の数字も1~9までとし、②変換前と変換後の数字は一対一で対応している。

しかしながら、①の設定にミスがあり変換後の数字を0~9としてしまった。その結果をみたところ「4」が除外されていたことがわかった。変換前と変換後の数字について以下のことがわかっているとき、確実にいえることとして妥当なのはどれか。

  1. 11行の1~10列の10個の数字の合計は、変換前も変換後も47である
  2. 14行の1~10列の10個の数字の合計は、変換前も変換後も50である
  3. 変換前の19行の1~10列の10個の数字の合計は46で、変換後の17行のその合計と同じで、変換後の18行のその合計より3大きく、変換後の19行のその合計より3小さい。
  4. 変換前の5列の10~12行の3個の数字の合計は20で、変換後の5列のその合計より9大きく、変換後の6列のその合計より9大きく、変換後のその合計より6大きい。

◆感想

条件を1から4までひとつづつ進めていけば数字の対応がわかる問題。数字の対応表が埋まれば、数字の対応関係について「確実に言える」ことが選択肢としてあるので正答が選べる。

先ず規則性にしたがって19行までの主要な箇所(周辺)の配列を記入していくと、19行目で一周しているのがわかる。条件(1)について、11行目においてひとりだけ「2回加算される(現れる)数字」は2であり、その合計は47であるとわかっている。また、11行目の変換後について「2回現れる数字」をnとおけば、nは「4を除く0~9までの数字」であり、変換後の11行目の合計は0+1+2+3+5+…+9+n(=47)と書けることに気が付きたい。n=6は、変換前11行において2回現れる数字「2」に対応するので、2(変換前)→6(変換後)となる。

以上の手順がこの問題のすべてな気がします。この手順で進めていけば条件4までクリアする。問題文が比較的長く、条件が煩雑な第一印象もあるけどむちゃくちゃいってるわけじゃない問題。解法に気が付けばペンが進む難易度な気がします。初見で8~10分内でできるかはう~む…って感じです。すべての行において「ひとりだけ」2回現れる数字があって、変換後もひとりだけ2回現れる数字があるよね、その前後の合計値について条件が書いてあるから…こう立式できるよね…っていう思考。2回現れるってことは0~9(4を除く)までを足した数(=41)に+nすればいいよね。条件(1)~(4)で4(変換前)以外の変換先が求まるので、余った4は同じく余った7に対応する。